アヴィニョン―オープンテラスでの夕食

演劇祭の観光客で賑わうメインストリートのレストランはうるさいので、静かな店を求め横道に入って行くと、手書きでオープンいうボードが出ているのを見つけ、門のある
敷地へ入ってみた。
 
中に入ると、正面に大きな建物があり守衛さんのような人が「もう閉まってます」
と言っている。おかしいなと思ったら、それはメインビルディングである美術館
(後で調べたらランベール・コレクションというモダンアートの美術館だった)
のことで、その脇にあるレストランは開いていた。しかしすいている、先客は
ひと組だけ。

表の喧噪からは考えられない程静かなテラスで
大きなプラタナスの樹が日陰を作っている。




サンドイッチぐらいしかないのかなと思ってメニュを確認すると、ちゃんとコースの
メニュがある。
美術館付属のレストランはおいしいところが多いので期待を持って注文する。
いつものとおり、「いの」は前菜・メイン・デザートのスリーコース、「とら」は
前菜・メインのみ。料理が重ならないように注文する。

いのの前菜 トマトとモッツアレラチーズ。イタリア風だ。

とらの前菜 ナスのファルジー

いののメイン 鶏肉のソーセージ風

とらのメイン サン・ピエール(白身魚)のポアレ

デザートはブルーベリーのタルト

ハーブティーの入れ物がかわいい。


日の落ちるころには客も入って来た。

盛り付けもしゃれていて、料理もおいしかった。量もちょうどよく、
値段もパリと較べると10%は安い。
静かで落ち着いた雰囲気で、プロヴァンス最初の夕食は穴場を見つけ
満足した。(とら)

3皿定食    30.
2皿定食    25.
ロゼワイン   28.
バドワ      3.5
ハーブティ  3.
合計     89.5ユーロ

METropolitan
5 rue Violette, Avignon
電話 04-86-81-47-49