チーズとワイン

日本と比較して、フランスに潤沢にあり、しかも安価で我々の好きなものはたくさん
あるが、なんていったって一番はチーズとワイン。
これらをなんとか日本に持ち帰ろうとリサーチした。

まずワイン。
3年前に48本をクロネコヤマトの航空便ワインダイレクトサービスで運んだことが
あり、同じことがフランスに住所がなくてもできるかチェックにパリオフィスを訪ねた。
蔵元から直接ヤマトパリに送ってもらい、それを東京の自宅に送ってくれるということを確認、運賃は事前にパリで支払い、税金は日本で着払いというシステムでOK。

次は蔵元へ連絡、これがけっこう大変である。
ホームページのある蔵元は多い。しかし当然と言えば当然だが、全てフランス語で
書かれているのが大半。
たまに英語があっても肝心の注文のページはオール・フレンチ、途中まで記入できても最後まで行き着かない。
そこで、また前回同様パリ在住の大学の後輩イーさんに助けを求めた。
アパートに来てもらって一緒にパソコンを操作、トゥールーズにある一軒はネット注文でカード決済までいった。
アルザスのワイナリーとは電話で連絡がとれ、英語メールでやりとり開始。
ロワールの蔵元とは電話で連絡すると、直接注文でもいいがパリでも買える店が
あると紹介された。
その酒屋はなんと14区、ダンフェルロシュロー駅から歩いて5分のところにあった。
もちろんここまでの話は電話での情報、つまりフランス語でということ、イーさんの
助けなしには不可能だった。

灯台もと暗し、さっそくワインショップに出掛けた。

が、閉まっていた。営業時間をチェックすると

午前中2時間半、午後は4時間、それも4日間だけ。
後は半休が2日、全休が1日。
やたら閉まっている時間が多い店である。


翌朝開店の10時半を見計らって再訪、30代後半と思われる男性が店主、ワンマンショップであった。
幸いなことに彼は英語が話せる。まとめて買ったらオペラ界隈のヤマトまで配達してくれるか聞くと、自分の車で運ぶとのこと。
お目当てのソービニオンの白ワインはもちろん注文したが、ついでに味見用にいくつか赤ワインを選んでもらい、購入してアパートで試飲。
シノンの赤ワインがおいしく、結局この店でいろいろ合計24本購入、その日の内にヤマトまで運んでくれた。
真面目で仕事が早い店主を気に入り、今後は東京から時々直接注文する手はずを整えた。

次はチーズ。

京都へ戻っていったアイさんが発見した店は
めずらしく塩味の薄いチーズを扱っている。




英語も通じる。

これも最初いくつか買って味見、日本のチーズネットショップのホームページで各種チーズの特徴と大きさ等を勉強して購入リストを作成。
日本ではなかなかおいしいものがない山羊のチーズを3種類、セミハードタイプ4種、旬を迎えようとしているモンドールなど合計9種類を購入
すべて真空パックしてもらった。これで100ユーロしないのだから安い!
トランクに余裕があればもっと買いたかった。

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行きは佃煮や柚子胡椒が入っていたクーラーバッグ。帰りはチーズで一杯になった。(とら)