犬も歩けば.....
イノも歩けば...棒にあたる。 見聞したもの、パリ拾遺集にしてみました;
犬の糞を避けて歩いていた3年前と比べるとパリの街散歩は快適になった。
もちろん皆無になった訳ではないが大幅に減ったことは間違いない。
この看板は「アイ ラブ マイ カルチェ(地域、界隈) 私は 拾います」の意。
そう言えば10月からタバコのポイ捨て禁止条例が施行されたそうだ。
秋の日曜日はあちこちで青空市が立つ。
ガラクタにしか見えない物になぜ皆真剣になれるのか?分からない。
こちらは10ユーロの入場料を取るバスティーユ広場の骨董市。
カネがもったいないのでテントのすき間から覗くと、やっぱりガラクタばかりだ。
バスティーユの別の通りではクリエーションと称する青空市。
実態はどうしようもない絵や写真が並んでいた。
まあ、ヒマな日曜の昼下がり、ぶらぶら散歩には最適かも。
いつもカフェでは芸がないので
スタバに入り、カフェラテを注文したら
名前を聞かれた。理由が分からず戸惑いながらも
イラノ(仏語ではHは発音しない)と答えた。
待つこと暫し、キラノと呼ばれた。カップに名前を書かれて渡されたのは初めてだ。
トイレはロックされていて暗証番号を入力しないと開かない仕組みだった。
カウンターでピンコードを教えろ、と聞くと領収書の上の右に印字してある
番号 (13128) だとのこと。ワルシャワのスタバより進んでいる!
飲み物を頼まずトイレのみ使用する輩を防ぐ手立てのようだ。
毎日変えるのだろうか?
ご参考までにマクドナルドの
ビッグマック3点セットは4.95ユーロ。
ちなみに日本だと670円。
購買力平価で見ると、1ユーロ=135円となり現在の
為替レートとピッタリ一致、感心した。
幼稚園児たちの昼食風景を見た。
驚いたことに、10人中8人までがポテトチップの袋を開けて食べていた。
フランスの味覚の将来は暗そうだ。
メトロでJALの広告を見た。凱旋門が雷門となっているのは面白いが
いまだに、桜に芸者、とは企業のセンスを疑う。
最後に。
ひとりでぶらぶら歩いていて久しぶりにラーメン屋に行こうと思いたった。
日本人が集まるオペラのラーメン通りで一番の歴史を誇るのはヒグマ。
30年前は唯一のラーメン店。だいぶ世話になったものだった。
昼時の混雑のせいか、誰も注文を取りに来ない。店員は中国人。
頭に来て店を出た。サービス最低。
その対面に位置するサッポロラーメンに入る。店内は比較的きれいで
サービスも早い。が、旨くない。
どうせラーメンを食べるなら、お勧めはピラミッドの老舗中華料理店・福禄寿。
香港系の汁麺だがチャーシューたっぷり。これをつまみにビールが飲めるくらいだ。
さあ、日本に戻ったら、まずラーメンを食べに行こう。(いの)