昨今のニュースで思うこと

いつも何を食ったの話ばかり、との批判に答え、たまには硬い話をひとつ。

こちらのテレビニュースは、ユーロの崩壊、中東情勢、米国の大統領選挙がこの数日の三大話である。

ユーロ通貨問題のゴタゴタや、ニューハンプシャ州の共和党候補ミット・ロムニーオバマ対立候補ナンバーワンに躍り出た、との話題は日本でも取り上げられているだろうので割愛。

中東問題はフランスの歴史の負の遺産でもあり、気になるせいか頻繁に取り上げられている。シリアのアサド大統領が装甲車を出動させ市民を蹴散らしている映像や、イランへの経済封鎖問題など。またケニア象牙海岸のニュースも多い。こちらでは中東やアフリカが身近で、日本の話題は皆無(ただし2011年回顧の話題にはフクシマが必ず出ていた)。フランスにとっての極東、日本にとってのアフリカは遠い国なのだ。

今の私にとって情報源はフランス24という英語放送やBBC国際放送からだ。いずれも無料。NHKの無料国際放送は英語を駆使するレポーターがあまりいないせいか、ニュース番組が貧弱でアナウンサーが記事を読み上げるだけ。あとの時間は茶の湯だとか、モチがどーして作られるか、だとか時事性に欠ける眠いビデオ撮り番組だけ。NHKが公共放送を標ぼうするなら海外邦人向けに無料で日本語放送をするとか、あるいは英語での報道番組を充実させ日本の今を海外に発信するとか、すべきだと思う。アルジャジーラですら英語チャンネルを持ち、報道番組に力を入れている。

政治は勿論だが、それを批判ばかりしているマスコミも対外への情報発信は皆無に近い。
情報に関しては日本はブラックホールだ。海外に出るといつものことだが日本は田舎だと痛感させられる。

ところで身近といえば、レバノン料理屋があちこちに散見され興味深い。中東一のグルメ料理をその内トライしよう!
なんや、結局食い物の話に戻っとるやんけ!?(いの)