2012-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ウィーン再訪 まずバーデンへ

9月にウィーンに行ってから、すっかりウィーン好きになってしまった我等、パリ滞在中にもう一度、と前回行き残したところを中心に旅行計画をたてた。 温泉大好きなふたりにとってウィーン郊外の温泉保養地バーデンは外せないポイント、スパのあるホテルの中…

近くの行きつけのお店 印度

このインド料理屋は行きつけのお店の中では一番近くて安い。 我が家から歩いてたったの3分、何もやる気がしない時には便利な店だ。 パリの料理は一般的に我々には辛さが足りないがこの店は「スパイシィ、シルヴプレ」(辛くしてね)というとかなり辛くして…

カフェの生ガキ

日が短くなってきた。5時過ぎにはもう暗くなっている。11月も半ば過ぎ、寒さが増すと生ガキが美味しくなってくる。 オペラのカフェ・ド・ラペやヴァヴァン交差点のドームなどカフェで生ガキを出すところは多いが、エール・フランスの機内誌で読んだリヨン…

ねずみ山は紅葉たけなわ

秋最終章のねずみ山公園を右回りで一周すると約1.5km歩いたことになる。公園入口のバス停。 入ってすぐ左手の大木。 入口正面の天使像を振り返り、仰ぎ見る。 通りを隔てた建物のツタも紅葉。 落ち葉が山積。 黄色からくすんだ赤に変わる低木は何の木だ…

ケルン大聖堂

ケルン駅コインロッカー事件で大聖堂観光は気分としてはゆっくりできなかったが、 カバン捜索中は実際には待っているだけでヒマなので、無駄に気を揉んでいる とらの眼を盗んでそれなりに撮影した。駅前広場。 大聖堂は駅を出た広場のすぐ前、時が黒々と堆積…

ケルン駅の出来事

デュッセルドルフ→パリの直通列車は一日朝晩の2本しかなく、ケルン発パリ行列車の方が本数も多く便利である。どうせケルンに行くのだから有名な大聖堂に寄ろうと、ホテルをチェックアウトし荷物を持って、電車に乗った。適当に飛び乗った電車は各駅停車だっ…

なつかしのお店 その二 ビヤホール・シューマッハ

ドイツはビールの国だが、アサヒやキリンといったナショナルブランドはなく、地域や 都市ごとの、いわゆる地ビールが一般的だ。 デュッセルドルフではアルト(古い)ビールという、イギリスのエールと同じ上面発酵 ビールがご当地ビールだ。なお同じ製法でケ…

デュッセルドルフの食材

「ドイツではスキヤキが食べられない。生卵を食べて死んだ人がいる。 卵と一緒のスキヤキを食べたいなあ」といういのの言葉で、手荷物で日本から生卵と下仁田ネギを運んだことがある。なつかしい思い出だ。いのの駐在中、休暇で来てはせっせと料理を作ってい…

なつかしのお店 その一 中華料理

デュッセルドルフ駐在中のいのを訪ねて日本から何回この地に来ただろう。 10年暮らしたいのとは比較にならないが、とらにもデュッセルはなつかしい町、なかでも好きだったのがこの中華料理屋だった。まだ健在だった母が遊びに来た時、この店へ連れて行った…

デュッセルドルフ・センチメンタルジャニー

通算10年住んでいたデュッセルドルフをパリにいる間に再訪したいと思っていたが、 ぎりぎりになって実現できた。 今年の誕生月からドイツの年金をもらえるらしいが、年金受給資格を得るほどの年月を過ごしたとは、思えば長いこと住んでいたものだ。 駐在し…

マイヨール美術館

ブールデル、ロダン、ザッキンといった彫刻家美術館を廻ってきたので、マイヨールにも行かねば、と思ってはいたが、カナレットの企画展がマイヨール美術館で行われていると知り、やっと訪れる機会を得た。マイヨール美術館は、サンジェルマン大通りとボン・…

日曜の朝

11月最初の日曜日、枯葉舞うねずみ山公園を散歩していると、 シテ・ユニヴァ−シティ(大学都市)に面した大通りがざわついている。 バスに人だかりが。 RER(近郊電車)駅にも人が溢れ行列ができている。パリ方面が不通のようだ。 この駅と我らのダンフ…

ニースのイタリアン

ニースは1860年フランスに併合されるまでサルディニア王国(イタリア)に属していたので当然おいしいイタリアンがあるだろう、とネットで検索してみると、朝市のそばに 地元でも評判の高い店があった。ホテルに戻る途中、さっそくチェック、メニュを見る…

サレヤ広場の朝市

ニースに一泊した理由のひとつは、ここの朝市で南仏名産、オリーブオイルとハーブ類を買うことだった。とらはマルシェが大好き。朝から気合が入っていた。朝10時、ホテル・メルキュールから旧市街のサレヤ広場にあるマルシェへ向かう。 途中にあるマセナ広…

ニース海岸の夕暮れ

シャガール美術館からバスで町へ戻り、海岸沿いのプロムナード・デ・ザングレ (イギリス人の散歩道)へ向かった。 海辺の歩道に大きなテントが張られ、散歩する人の流れの邪魔になっている。 11月4日に行われるニース〜カンヌ・ マラソンの申し込み受付…

シャガール美術館

予約したホテル、メルキュールに荷物を預けるべく立ち寄るとまだ14時前なのに チェックインできた。身軽になり、空港にレンタカーを戻し、直行バスでニース駅に戻る。地図で調べると1km弱の所にシャガール美術館があるので徒歩で向かった。1887年東…

コートダジュール ワイナリー訪問

旅行に行くとつとめてローカルワインを飲むことにしており、気に入るとそのワイン醸造所へ車を走らせ試飲するのが恒例化してきた。 今回も昨晩飲んだ赤ワインがボンということで、ホテルから事前にワイナリーへ電話 しておいてもらい、丘陵沿いの山道を20…

シャトー・サン・マルタン

大満足のシーフード・ランチを終え、ヴァンスのホテル、シャトー・サン・マルタンへ。 雨は止まない。ヴァンスには晩年のマティスの傑作と言われるロザリオ礼拝堂があるが、ここも雨風のため割愛。 坂道を上がっていくと左手に閉ざされた、ホテルへの鉄の門…

絶品 シーフード

カンヌ泊の翌朝は朝から雨、風も強い。ソファ屋とのアポは9時。ホテルから近いので傘をさして歩いて行く。 デザインを決め、布を選び、価格の交渉をパリにいるアイ嬢の携帯に電話して 助けてもらい、2時間かけて無事ソファの注文完了。 ソファ屋のショーウ…

コートダジュール ピカソ美術館

ニ―ス空港からレンタカーして一路アンティーブへ行き、海沿いのカフェでランチ。 その後お目当てのピカソ美術館に向かった。 向こうにフランス国旗が翻っている建物が美術館。 途中の海べりの道にピカソの絵の案内板が。 「アンティーブでの夜釣」 ニューヨ…

コートダジュール再々訪

4月にコートダジュールのオテル・デュ・キャップを再訪した時、このホテルにあるソファを是非買いたい、とソファ屋の場所を聞いて訪ねたが閉まっていた。 それから半年、心にかかっているうちに月日は過ぎ、ソファへの思いは募るばかりだったが、フランス語…

田舎風煮込みの店

フランスの秋のキノコの代表はセップ茸。 日本語訳だとヤマドリダケといい、聞いたこともない名前でピンとこないが、イタリア語だとポルチーニ。日本のイタリア料理屋でのメニューに今頃よく登場するのでこちらの方が馴染がいいかも知れない。 5区の小さな…

ペール・ラシューズ墓地 その五

20世紀の世界の都がニューヨークであったとしたなら、19世紀の世界の都は明らかにパリだろう。(私見だが、ロンドンは大英帝国の都で世界の都ではない、と思う)芸術面でも華やかな名前を残した人々は多かったが、歴史・学術方面でも活躍した人は多い。…

ペールラシューズ墓地 その四:野中元右衛門

ペールラシューズ墓地に歴史上パリで死んだ最初の日本人とされる野中元右衛門の墓があるという。 早速調べてみると、1867年のパリ万博に派遣されてきた佐賀藩士ということだ。 パリ万博は日本が初めて参加した万博で幕府派遣員には渋沢栄一がいた。佐賀…

ペールラシューズ墓地 その三

ペールラシューズ墓地は観光名所だ。 日本人ツアーには出会わなかったが、東欧系と思われるバスツアーに遭遇した。 しっかりガイド付きだ。ショパンをはじめ、パリで客死した東欧系の芸術家も多い。 ポーランドやチェコスロヴァキア戦線で亡くなった人たちの…

我が家の周りの秋

近くに住みながら一度も行ったことのない、カルチェ財団現代美術館のあるラスパイユ大通りの並木も色づいてきた。 ダンフェル・ロシュロー駅界隈の秋の気配。 カタコンベ前は行列がないとうら寂しい。 ダンフェル・ロシュロー広場のライオン像三景。 あまり…

近くの行きつけのお店 韓国

この韓国料理店は、我が家から歩いて5分ほど、今年の春から韓国人の若い夫婦が店を始めたばかりである。 日本語のメニューがあること、 味もそこそこなのが気に入っており、 10日に一度はランチに通っている。 彼らは日本語はもとより英語も解せず、我ら…

ねずみ山公園  秋の風景

ねずみ山公園に行く回数が減った。 朝の日の出が遅くなり、8時半を過ぎないと明るくならないこともあるが、季節の変わり目のせいか小雨の朝の日が多く、ついつい出そびれてしまう。 運動不足気味になり、フォアグラ化を恐れるが、周囲のフランス人のすさま…

ビストロでタルタルステーキ

ダゲール街だがモンパルナス寄りのはずれにある ビストロ・ペンギンは安くて美味、人気店だ。 いつも昼過ぎ、12時15頃から近所の人や作業員みたいな男どもが入り始め、近くに会社があるのか、12時半頃にはネクタイ族とその連れの女性たちがまとまって…