なつかしのお店 その一 中華料理
デュッセルドルフ駐在中のいのを訪ねて日本から何回この地に来ただろう。
10年暮らしたいのとは比較にならないが、とらにもデュッセルはなつかしい町、なかでも好きだったのがこの中華料理屋だった。まだ健在だった母が遊びに来た時、この店へ連れて行ったら「いい店が近くにあっていいね」と言っていた。
13年ぶりの帆船飯店、まだあった!
内装も変化なし、魚が泳ぐ水槽と天窓に見覚えが……
まずは、デュッセル名物のアルトビール。
すると「おまけね」の日本語と一緒におつまみのおしんこ盛り合わせが。ここらへんがパリの中華とは違って日本人向け。
パリとは違うもう一点は紹興酒が一般的なこと。22ユーロと安くはないがちゃんと
温めて、タオルを巻いてだしてくれる。
いつもとっていたスープ2種。
特別おいしいというわけではないが、馴染んだ味である。
飲茶を4種頼む。
スープもそうだが、飲茶もパリと較べると量が少ない。我々向きと言える。
メインは家常豆腐
定番の野菜炒め
焼きそばかスープ麺を頼みたかったが、かなりおなか一杯になって来たので、
ただの白いご飯をもらってメインと野菜を盛り付けた。
パリやロンドンの中華と較べておいしいとは言えない。しかし慣れ親しんだ味というか、料理は好きだったがものすごくうまいというわけではなかった母の作ってくれたご飯を思い出すような食事だった。(とら)
帆船飯店 Dschunke
Charlottenstrasse 59 Duesseldorf
(0211)161977
北京+コーンスープ 6.5
飲茶 4皿 14.3
家常豆腐 13.8
野菜炒め 13
アルトビール 3杯 6.6
紹興酒 22
ジャスミン茶 3
合計 79.2ユーロ