ニースのイタリアン

ニースは1860年フランスに併合されるまでサルディニア王国(イタリア)に属していたので当然おいしいイタリアンがあるだろう、とネットで検索してみると、朝市のそばに
地元でも評判の高い店があった。ホテルに戻る途中、さっそくチェック、メニュを見ると
なかなか良さそうである。買った物を速攻でパッキング、チェックアウト、荷物をフロントに預け、また市場へ舞い戻った。
ちょうど12時を廻ったばかりなのに店には早くも客が押しかけている。
カウンターに並ぶアンティパスタの
皿の数々。
 

当然アンティパスタ盛り合わせを頼む。二人前かと思ったほどの大盛りだ。

このボリューム感を見よ!食材を数えたら30種類位あった。
 
それぞれの食材の味を生かし、酢も塩もオリーブオイルも強すぎない。
とても食べられないかと思ったが、おいしいので二人で完食。
パスタはそれぞれに注文して、分け合って食べようと思っていたが、これも凄い量だ。日本だと一人前パスタ80グラムが一人前だが、優に200グラム以上ありそうだ。
海の幸スパゲッテイ 軽いトマト味。

手打ちのリガトニのセップ茸クリームソースあえ。

パリのパスタは柔らかく、アルデンテを供する店はほとんどない。この店のパスタの
茹で具合は完璧、ものすごくおいしい。食べ過ぎだ、これで止めようと思うのに、後を
引きつい食べてしまう。しかしさすがに少し残した。残念だった。
デザートを食べたかったが、お腹に余裕なし、カプチーノエスプレッソを頼んだ。
外には待つ人の行列。ここは予約を取らず入れ込み制。
美味で量があり、それでいて値段はそこそこ、となればフランス人でなくても並ぶ
だろう。まさにニースの行列のできる店である。

建物を一つくぐると、そこは海岸。

見納めに少し歩く。ベビーカーを押す若いお母さんはノースリーブ!   

とらは朝市でアネモネの花束を買い、足取りも軽くホテルへと闊歩する。
  


ニース飛行場からは雪のアルプスを垣間見ることができた。
さあ、曇天のパリへ戻ろう。(いの)

アンティパスタ・ミスタ     16.5
海の幸スパゲッテイ      18.5
リングィニ・セップ      18.5
ロゼ・ハーフとグラスワイン  22.5
カフェ、カプチーノ、水    17.5
合計             85.5ユーロ

La Voglia
2 rue St Francois de Paule, 06300 Nice
電話 04-93-80-99-16
www.lavoglia.com