コートダジュール ピカソ美術館

ニ―ス空港からレンタカーして一路アンティーブへ行き、海沿いのカフェでランチ。
その後お目当てのピカソ美術館に向かった。
向こうにフランス国旗が翻っている建物が美術館。






途中の海べりの道にピカソの絵の案内板が。 
「アンティーブでの夜釣」
ニューヨークの近代美術館所蔵とある。
なんだ、ここでは魚釣りをしてたのか。

ピカソのアンティーブ滞在は僅か2カ月だった。しかし彼は多作だ。たった2カ月の間にここに収蔵されている絵、デッサンや陶器を創った。全部で20点はあるかも。
逆に言えばここにはそれしかない。
この美術館は撮影一切禁止。以下の作品はコソコソ撮ったので題名等は不詳。

地中海を望むテラスに出てみる。ブロンズ像が並ぶが、ピカソではなくリヒエール Richier という人の作。

何故かミロのモニュメントが一つだけポツンと置いてある。

隅に咲くサボテンすら作品と見まがいそうだ。
 

カンヌ郊外の山の村にもピカソを冠とする美術館がある。
ピカソの足跡のある所には美術館が出来てしまうようだ。
セザンヌのアトリエを訪ねた時もそうだったが、主要作品は全て中央の美術館に持って行かれてしまい、大作家と所縁ある地方の美術館には目ぼしいものは残っていない。そんな所を訪れると、なんか騙されたとまでは言わないが、肩すかしにあったような
気分にはなる。(いの)

Musee Picasso, Antibes
Chateau Grimaldi 06600 Antibes
電話 04-92-90-54-26
入館料 6ユーロ