ベニス2日目 美術館とランチ
2日目は冷雨、風も吹き出し寒い。
こんな日は街を歩けず美術館しか行くとこはない、とホカロンを貼り付け、水上バスでアカデミア美術館(Gallerie dell'Accademia) 船着き場へ。みんな同じことを考えていたらしく、すでに長蛇の列が!
入場制限をしており、列はなかなか進まない。風も強まり体感温度はますます下がって本当に寒い。40分ぐらい並んでようやく美術館の中へ。ここから入場券売り場までまたもや長い行列。
ベネチア派についてあまり知識がないので、イヤホンガイドを借りようとしたら全て貸出済み。10分待たないと戻ってこないとのこと。その10分には何の保証もないので、あきらめる。
パリの美術館は撮影OKで鷹揚だが、この美術館はフラッシュは厳しく禁止しており、係員がフラッシュばんばん使用しているおっさんを厳重に注意している。
しかしそのおっさんは係員がいなくなるとまたフラッシュばんばん。
傘立てがなく、床に濡れた傘がだらしなく放置されている。
手持ちで入ろうとする私たちにも傘を持って入ってはいけない、入り口に置けと言われたが、「この傘はホテルから借りてきている。誰かが持っていってしまったらどうしてくれるんだ」と英語で反論すると仕方ないわねという感じでお目こぼし。
フランスではノンと言われたらとりつくしまもないが、イタリアでは強く主張してみると意外に折れるおおらかさ、というか、いい加減さがあるようだ。(とら)
美術館の後は水上バスでリアルト橋の少し先、カ・ドーロまで行き、目当てのトラットリアを探す。
船着き場から一直線に進み、商店街通りをそのまま突っ切って入った小道のどん詰まりにひっそりとあった。
店に着いたのは1時近かった。
ベニスで最も有名な店の一つと聞いていたので出遅れたかと危惧していた。
店は既に混んではいたが、天気が悪いせいか、予約がない人たち用テーブルの最後の一席に滑り込めた。
まずは Piatto misto di pesce (魚貝の前菜盛り合わせ)を頂く 12ユーロ
ここの名物 Spaghetti alla busera (スカンピ海老のピり辛スパゲティ)
10ユーロ
メインは Seppie in nero (イカの墨煮 ポレンタ添え)
11ユーロ
デザートは Biscotti con vino doice (デザートワインとビスケット)。
デザートは、ケーキもアイスもなく、この一品だけ。
日頃デザートに眼もくれないとらもワインと聞いて注文。
一人前5ユーロなので二人計10ユーロはちょっと高い気がした(ワインか、もう一品頼めたのに)...。
が
ビール、ワインなど飲み物を含んだ請求書、総計55ユーロを見たとたん、安い!と気分が改まった。(いの)
Trattoria Ca'Doro
Cannaregio 3912
電話 041-5285324