グレース・バンブリー

シャトレ劇場でのグレース・バンブリーのコンサートに
行きました。

と書くと、知ってる人は、
メゾソプラノのオペラ歌手でしょ?
どのオペラに行ったの、カルメン
アイーダそれともトスカ?と聞くでしょう。


70年代に、
マリア・カラス
以来と言われたオペラ歌手、とか
クラシックでの
ブラックバリヤーを打ち破った
黒人歌手として
有名です。



しかし彼女のポップリサイタルというのは珍しいのでしょうか、会場はコアなフアンで
満席でした。

シャトレ劇場のホームページでの彼女の紹介記事で知ったのですが、
1981年レーガン大統領就任式の祝いの席で「ナタリー」を歌って欲しい、とレーガンと親しいフランク・シナトラから頼まれ快諾。
その熱唱の姿は全世界に同時放映され、一気にポップ歌手としてもブレイクしたとか。


今夜はこの「ナタリー」の他「メモリー」、「アランフェス」、最後は「マイウェイ」など全部で18曲のパーフォマンスでした。


彼女は今年74歳とか。かなり体重を増し歩行もゆっくりでしたが、往年の美形は十分しのばれました。
アンコールおねだり手拍子合唱の合間、客席から「What are you doing the rest of your life ?」と、先ほど歌った同名曲にひっかけたヤジが飛んだほど、なんか今生のお別れコンサートみたいな暖かい雰囲気でした。

このコンサート、ギターの伴奏で出演したウィムさん(左端)が我々の知り合いで、急きょ招待券をアレンジして
くれたのでした。
(いの)


Grace Bumbry at Chatelet