古都リヨン

前回のプロヴァンスと今回の旅行、考えてみると、どちらもローヌ川沿いの旅だ。
ローヌ川はスイス・アルプスを源流にレマン湖ジュネーヴからフランスに入り、(今回行く)アヌシー湖を抜けリヨンへ、そこから南下し(今回行く)ヴァランス、(前回行った)オランジュとアヴィニヨン、(行きそびれた)アルルを経て地中海へと流れ込む。
と、ぼんやり地図を見ていたらあっという間に爆睡し第一泊目は過ぎた。

翌日は快晴の観光日和。リヨン旧市街へと地下鉄に乗る
ここの地下鉄はパリより車体が広く、新しい分だけ清潔だ。リヨンはフランス第二の
都市、人口約47万人。地下鉄はABCDと4本走っている。


D線はフニクラに連動しており
フルヴィエールの丘まで同じ
切符で登れる。

丘の上に建つノートルダム・ド・フルヴィエール大聖堂。

礼拝堂が二層に分かれており、上は手狭だが装飾が多く、下の教会は
簡素だが広い。
普仏戦争プロイセン軍が南進し
リヨンに迫った時、聖母マリア
祈ると進軍は停止し撤退して
行った。ということで聖母マリア
奉献、1884年落成した。

この丘に紀元前1世紀ローマの植民都市が築かれ、ガリア植民地の首府であった。
手前がソーヌ川、奥の緑のあたりがローヌ川で、リヨンはこの二つの川に挟まれて
発展してきた。
奥右手の高層ビルはクレディ・リヨネ銀行ビル。我々もお世話になっている銀行だ。

丘を降りる。途中から急な石段をつたって旧市街へ入る。

ミニチュア&映画博物館へ。ここは精巧なミニチュアと映画の小道具やセットが
展示してある。
昨年公開された「パフューム」のセット4場面が移設・展示されていたが、我々は
観ていないので割愛。

アーノルド・シュヴァルツネッカーのターミネーター

奈良、大仏殿内部。実際はタテ15xヨコ20cm位のミニチュア。

ジュラシックパークの恐竜のほか、どれも本物みたい。



昼になったので旧市街16世紀頃の家が並ぶ石畳のレストラン街の一角、テラス席に陣取る。

今夜が一つ星レストランなので軽めに、と前菜サラダを3種類とった。
リヨン風サラダはポーチドエッグとベーコンが入っているのがお決まり。
何故かチェコビールがあったので注文。やはり本場のビールは旨かった。
合計50.2ユーロ。


トイレの脇に実物大の牛フィギュアが。

この店の名前が「牛の親方」だったのに菜っ葉しか
注文しなかったのは失礼だったか。


とらはソーヌ川にかかる裁判所前の架け橋を渡り、
18〜19世紀の新市街側の川沿いの道を歩いて
川越しに旧市街を見て、ベルクール広場へ。

いのは全体がすっぽりとユネスコ世界遺産である旧市街側を歩き、

サン・ジャン大司教教会を見ながら

ボナパルト橋から見る旧市街。橋を渡ればべルクール広場はすぐだ。
 
ベルクール広場集合の目的は地下鉄の駅があることと、
リヨン出身といわれるサンテグジュペリの像を見ることだった。


これはおまけのルイ14世



リヨン・パ・デュー駅前戻ると、クレディ・リヨネ銀行ビルは目の前にそびえていた。

ちょうど2時過ぎ。
駅前でレンタカーをしアヌシー湖へ向かう。(いの)



Basilique Notre-Dame de Fourviere

Musee des Miniatures et Decors de Cinema

Cathedrale St-Jean

Place Bellecour

Restaurant Maitre Boeuf
6 Place de la Baleine
69005 Lyon
電話 04-78-37-37-90