ポール・ボキューズ
ポール・ボキューズ本店はソーヌ河畔、リヨンの隣町にある。
40年以上ミシュランの3つ星を維持してきた。ちなみにとらが行ったのは1980年代、いのが行ったのは1990年代だ。85歳を過ぎたというポール・ボキューズはまだまだ元気、財団を作ったり、フランス最優秀職人賞(М・О・F)の会長を務めているそうだ。
本店はまず雰囲気が素晴らしい。
前回来た時も食べた名物料理スズキのパイ皮包みをまた食べようと、この料理が入っているMENU CLASSIQUE(145ユーロ)を2人前頼むことにした。その上の230ユーロのメニュにはパイ皮包みがなかったし、品数が増える=量も多そうだった。
まずアペリティフ(いのは辛口のローヌ産白ワイン、とらはキール・ロワイヤル)。
アミューズは見た目より爽やかな味だ。
いのの前菜:川カマスのクネル
このクネルはリヨン名物とか。
半分に割ってみる。
要するにフランス風ハンペンorカマボコと言える。
とらの前菜:オマール海老スープ仕立て
そしてメイン・ディッシュ登場。
パイ皮包みの全貌。
取り分けてもらい、
皮をはずす。
しっぽは別皿に。タイ焼と違い、
中身はない。
さすが看板料理。けっこうなヴォリュームがあるが、魚の火の通し方といい、
パイ皮のパリッとした焼き加減と言い申し分ない。ソースもおいしい。
残さず完食した。
チーズ。セレクションがすごい。
取り分けてもらったもの、ほんの少し
しかしデザートのセレクションはもっとすごい。
まずはアミューズのチョコレートムース。
スィーツの皿が続々と我々のテーブルを取り囲む。まるでお菓子屋さんにいるみたい。
これでもか!
とどめのデザート版
アミューズ:ショコラ
予約した12時にはほとんど席は埋まってなかったが、デザートのころには七分の
入りか。後ろの席には某パリ三ツ星店で修行していたという日本の若い料理人が
二人。全体の量を考えてパンにはほとんど手を出さなかった我々だったが、彼らは
パンはお代わり、あっという間にバターは3/4を消費していた。やはり若い。
やはり三ツ星中の三ツ星店であった。チーズとデザートにやたらと力が入っているが、両方ともあまり好きでないとらにはねこに小判。
でも、その物量に圧倒されたせいか、最初のアミューズ、前菜の印象が薄い。
雰囲気・サービスは完璧。死ぬまでにもう一度来たいものだ。(とら)
このケバイ配色は
いかがなものか?
(いの)