秋のリュクサンプール公園

リュクサンプール公園は雪の冬、春の桜、初夏の緑をカメラに収めてあるが、
秋の黄葉の季節は絶対外せない、とやって来ました。

この公園は彫像が多数点在するが、動物も結構ある。

昼前のせいか閑散としていた。

フランス女性の太極拳はめずらしいかも。
 

プリンセスは大きく、マリア・テレジアは小さく編集しました。

小春日和そのもの。どこかのゴルフ場そのものにも見える。

しばらく歩くと見えて来たのは、懐かしのザッキン。

「詩人、あるいはポール・エリュアールへのオマージュ」 1954年作

反ファッショ、レジスタンスの詩人、エリュアールは第一次大戦前にスイス・ダボス
結核療養所に入り、年上のロシア人女人と恋に落ちる、とウィキペディアにある。
この辺りの略歴はトーマス・マンの「魔の山」のストーリーそのものだ。調べてみると、エリュアールがダボスへ行った1912年、トーマス・マンは妻が結核で入院している
ダボスへ見舞いに行っている。
ひょっとするとトーマス・マンはエリュアールと会っていたのか、あるいは妻から噂話でエリュアールの恋物語を聞いていたのかも知れない。そして後年この話を基調にした
魔の山」でノーベル文学賞を受賞したのか。
なお蛇足ですが、このロシア人女性とエリュアールは結婚するが、彼女は後に友人
サルバドール・ダリの元へ走る。ヘタな週刊誌より面白い話だ。

またしばらく行くと今度は自由の女神

この女神は割と小さく、身長は2m位か。

秋の枯葉は掃いても掃いてもキリがなく、どんどん大量に貯まっていく。
あと少しで枯木立となり暗い冬を迎える。(いの)