マルモッタン美術館

従妹のミイが再訪、前回行けなかったマルモッタン美術館が一番行きたい所、という
ので彼女のパリ到着二日目の朝一番、10時オープンに合わせて出かけた。

この美術館は撮影禁止とあって、いのも今までここを訪れたことはなかった。
パリのはずれで不便、ということなのか何故かバスツアーがある。しかし行ってみればどうってことない、地下鉄ミュエット駅から徒歩7〜8分足らず、しかも公園を抜けるほぼ一本道だった。
来歴は; 
狩猟の館として1883年建造され、のちにドイツ、フラマン、イタリア絵画のコレクターだったマルモッタン親父が購入、その息子も生涯をかけ多くの美術品を収集した。
彼の遺言により1934年美術館としてオープン。

その後1957年にモネを含む印象派絵画のコレクター氏が
遺贈、更に1966年モネ自身の絵画とコレクションが次男に
より遺贈され、これらの結果、世界最大のモネ収蔵美術館として有名となる。

この後も様々な作品の遺贈や寄贈が続きその規模を拡大してきている。けなす訳ではないが、マルモッタン親子がモネを蒐集していた訳ではなかったのだ。

という来歴なのでモネ以外のコレクション展示の方が圧倒的に多く、オーディオガイドを借りたがモネの作品説明は2点だけ。世界最大のモネ収蔵美術館と銘うっており、
見学者もその積もりで来館しているのに、詐欺が言い過ぎなら肩すかしに会った気分だった。その意趣返しという訳ではないが、ちょっとだけ盗撮したので披露します。

1873年作「印象、日の出」。このタイトルにより印象派と呼ばれることになった。

睡蓮 2点。
  
このルノアールも、描かれた女性の娘が遺贈したもの。

この後とらと落ち合い、皆でランチとなった。(いの)

Musee Marmottan Monet