ベルリンのクリスマス市
ドイツではクリスマス市が盛大に行われ、ニュールンベルグやドレスデンなどは規模が大きく歴史も古く、この時期世界中から観光客が押し寄せる。クリスマス市トップテンというランキングにベルリンは入っていない。その理由は規模が小さいからだそうだ。
確かに一つ一つのスケールは他のドイツ諸都市より小さいが、パリよりは大きい。またベルリンはあちこちに数多く点在し、その道の達人はそれぞれの特徴を見て歩けるので楽しさ倍増となるかも知れない。
ここの地名はマルクト(市場)だから普段はここで常設市が開かれているのだろう。
長方形の広場の長い一辺にコンサートホールがそびえ、その両サイドの短辺に様式の似た聖堂が向かい合っている。
ドイツ・ドーム フランス・ドーム
定番の飾り
地下鉄でホテルのあるウーランド駅へ向かう
通りを飾るクリスマスイルミネーション
ロスアンゼルス広場のクリスマス市
時間は3時半ごろ。
パリより東なので30分は日の入りが早く、そろそろ薄暗くなってきた。
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ドイツのクリスマス・ロウソクは
種類が豊富。
聖しこの夜、馬宿で誕生のキリスト、マリア、博士の人形たちが奥に飾られているが、手前の干し草と羊は本物。羊は草の山に頭を突っ込んで一心に食べ続けていた。
ウンターデンリンデン大通りのクリスマス市。
いつも不思議に思うのだが、子供はほとんどいなくて大人ばかりだ。
メルヘンチックが好きなのは大人の方か。
フレンチ・フライドポテトのことをドイツではポンム、ポンフリと呼ぶ。
注文すると目の前ですぐ揚げてくれ、ケチャップやマヨネーズを付け熱々を食べる。
この店はサムライとかハワイとか変な名前のソースもあった。
そして熱燗ワインをフーフー冷ましながら飲む。寒い中での立ち食いだから旨いのだ。
帰りのバス車窓から撮った並木のイルミネーション。
ドイツでクリスマス市が盛んなのは、冬の暗く厳しい寒さからのウサ払し
なのかも知れない。(いの)