ワルシャワへ

さていよいよ今回の欧州旅行のメイン、ワルシャワ行きは日曜の昼便であった。
電車は空いており、10時半にはシャルル・ド・ゴール空港ターミナル2−Fに着く。
ここだけでナリタ並の規模だからターミナル1との総体では10倍くらいだろうか。
コンコースの外ではと羊が草を食んでいる。さすが牧畜農業大国だ。

空港は大混雑。我々の荷物カウンターの隣のゾーンにはカバンが山積み。
これらは「紛失荷物」なのかと思うとカバンを預けるのが不安になる。

大きなトランクを預けるべくチェックインカウンターに行こうとすると
空港の職員に制止され

チケットは?と聞かれ戸惑う。

座席の予約チケットを見せると
預けるトランクのチケット
(我々の言葉では荷物タグ)を
用意してね、とのこと。

座席予約機と思っていた登録機で、カバンの個数情報を入力、タグをプリントし、
それを持ってカウンターへ行き、職員がカバンに張りつけるというシステムであった。
ワルシャワへのフライトは2時間。眼下には広大なポーランド平原が。

次第に高度を下げていく。

いよいよ着陸だ。

ローマは「レオナルド・ダビンチ」、NYは「ジョン・F・ケネディ」、パリは
シャルル・ド・ゴール」、では成田の愛称は?

ワルシャワは「フレデリック・ショパン」空港なのだ。
そう、今回ショパン・コンクールを見る(聴く?)ために
はるばるやって来ました。
ショパ・コンとは5年に一度開催され、若きピアニスト達の
登龍門。その詳細はとらが後述します。


突然ですが、この漫画「ピアノの森」はショパ・コンを目指す若者を描いた感動作。皆さんに読んで欲しく、あえて紹介します。
主人公の成長とショパン・コンクール終了まででなんと単行本で
全24巻の大作。読んでいると自然と涙がダダ漏れ、泣けます。
その後を描いて現在も『モーニング』で連載中であります。(いの)