ビストロ・ペンギン
久しぶりにダゲール街で昼飯を、と繰り出す。
そういえばモンパルナスに近い、日替わりメニュ2品で15ユーロぐらいの気に入っていた店があった。
そうそう、この店ペンギン、昔変わらぬ懐かしい店のたたずまい。
迷わず入ったが、すぐに違和感を感じた。
この店違う、インテリアが違う。
ギャルソンに聞くとオーナーが代わり、店は一新したらしい。
オープンキッチンになっておりシェフが6人もいる。
以前は近所の勤め人たちの社員食堂みたいだったのに、すっかり高級店に!
メニューを見ると、3品のコースかアラカルトになっており単価も上昇。
とらは早くも防衛態勢に入る。アラカルト一皿だけにしよう、と。
でもコースメニューはインタレスティング。ちゃんと食べる、と宣言。
昔の店より明らかに高そうなので用心し、ワインは
ハーフもカラフェもないので、グラスにした。
シャブリを(@ € 6)注文して驚く。日本で飲むのとは
段違い。透明でキレがある。食欲モリモリとなる。
ギャルソンのお勧めに従って注文した前菜「アーチチョークの詰め物フォアグラのせ」にビックリ!
実は注文の際は、敬遠すべきフォアグラに気づかなかったのだが、メッチャ旨い!
ナイフを入れて割るとレアでジューシーなハンバーグ(?)が出現。
さっぱりしているのでフォアグラとの相性抜群!
コルシカの赤を、フルボトルで注文(€ 32)。
これも辛口でイケる!
とらは前菜に好きなものを見つけ、主菜との二皿にするがあくまでアラカルト戦略は死守。
前菜にサーディンを頼む。なんだよ、缶詰を開けただけかよ、と思ったが食してみると実に旨い!日本で愛用している「竹中食品のサーディン」より塩がうすく、鰯のうまみが感じられる。バゲットをカリッと焼いたもの、サラダ菜の付合せもおしゃれ、帰国してからお客をしたときに使えるのではと、とらはさっそくギャルソンにこの缶詰の出自を教えて、と申し出る。
いのの主菜は、仔牛のローストにジロール茸とジャガイモのソテー添え
丸々とした肉を切り裂く。ほんのりピンク色が食欲をそそりアッという間に完食。
とらの主菜は、スズキの地中海風
デザートは、とらにも食べられるババ。ラムをたっぷり注ぎ二つにカット。
コーヒーは別料金、@ € 2.3。
いのの三皿コースは € 38。
とらはアラカルト二皿で € 37。
絶対コースの方がお得でした。
しかし勘定は前より大幅アップ。でも味もアップしたからいいか。
こちらへ来て初めて流石フランス!という旨いものを食し大満足でした。(いの)
Augustin-Bistrot
79 rue Daguerre 75014
01-4321-9229