パリ三田会

パリ三田会の存在を情報誌で知り、即入会申請した。と同時に新年会挙行を知り参加を希望した。愛校精神、もとい愛塾精神に溢れているとは言い難い二人だが、あまりにも知人が少ない現状を打破しようとの思惑だ。既に定員に達していたにも拘わらず特別の配慮で参加を許された。
当日は福澤先生のご命日、雪池忌であった。欧州は連日の寒波で零下5〜8度の日々。この日もものすごく寒いが、とらは着物で行くことに決め、足袋の裏にホカロンを貼り付け出撃と相成った。

まずパリらしいと思ったのは、会場が在仏40年になるという大先輩の画伯のアトリエというところ。アトリエだけでも一見の価値あり、会費も個人宅利用のためか一人20ユーロぽっきり。

立ち並ぶ赤ワインはボルドーサンテミリオン。ラベルは画伯の名入り。


老若男女50人強が集合。幹事によると50人も集まるのは珍しいとのこと。大先輩の画伯は昭和27年卒、とすると85歳は超えていらっしゃるはず。とてもそうは見えない若々しさに、創作活動に従事する人のエネルギーを感じる。
たぶんその次に年長なのは画伯ご卒業時までには生まれていた我々2人か?後のメンバーはおそらく昭和30年以降の生まれと推測した。予想外だったのは若い人に留学生が多かったこと。博士課程の人とか含めると20人は超していたのではないか。彼らは平成生まれだよね...、画伯から見ると孫たちだよね...。

余興のビンゴで盛り上がる。大賞は画伯作の三田の図書館図(拡大してご覧ください)。


あっという間に10時が過ぎた。中締めは定番「若き血」斉唱。個人宅なので蛮声を上げる訳にもいかず、ワグネル出身者のリードによりオクターブを下げて歌った。
シンミリとした応援歌になり、これが良かった!謹賀新年!! (いの+とら)