リュクサンプール公園ー春


先週からずっと晴天が続いて、気温も15度にまであがっている。ほんの少し前までダウンを着て歩いていたが、今は上着だけで外出できる。

こちらの人は我々より体温が高いらしくTシャツ一枚の若者も多い。
枯れ木だった並木に若葉が一斉に萌えはじめ、あっという間に春が来た。
こんな天候の日は家でくすぶっているよりも外に出て春の息吹を感じようと家から徒歩15分のリュクサンブール公園へでかけた。公園のベンチははやくも日光浴をする人で埋まっている。

1か月半前は雪景色だった。空も暗かったし日も短かった。



最初にパリの春を彩るのは黄色いレンギョウ。日本でも韓国でも春一番の花だが、パリでも並木道やどこの小さな公園にもたくさんみかける。


日本ではレンギョウから桜まで2週間ぐらいのタイムラグがあるが、こちらでは早咲きの品種なのか八重咲きのさくらももう六分咲きである。

樹の下でゴザでも敷いて花をみあげながらいっぱいという日本風の花見風景はなく、別に桜のそばに人が集まるでもなく、それぞれ日当たりのよいベンチでバゲットをかじったり犬と遊んだり、本を読んだり、寝そべったり、それぞれ自由に過ごしている。我々もベンチにぼんやり座って、レストランの開く12時を待っていた。(とら)

Jardin du Luxembourg