1332696913**[食事]トヨ

フランス人から「東京でフランス人が板前をやっている懐石料理店に行く気がする?」と皮肉混じりに聞かれたことがあるが、パリでフランス料理をやっている日本人シェフは一つ星からビストロまでたくさんいる。
ケンゾーの元お抱えシェフだった料理人が自分のフランス料理店を開いているとの評判を聞き、家から近いババン交差点の近くだということもあり、行ってみることにした。普段ランチは予約なしに飛び込むのだが、流行っているというので電話で予約してから出かけた。時間潰しに散歩したリュクサンプール公園からは5分の距離だ。

地味な店構えでちょっと見にはレストランに見えない。一見さんおことわり的な雰囲気だ。


扉を開けると中山豊光シェフの大きな肖像画が迎えてくれる。(ケンゾー作らしい)
メニューは35ユーロと48ユーロの2種類。前菜1皿か2皿かの違いだ。

ピンボケになっちゃったけどアミューズは牛蒡でイモの食感という不思議な食材。パンのお供の2種類のバター、両方共塩味なのは何故だろう。

テーブル席もあるが、シェフの仕事が見えるカウンターを選んだ。色々な野菜類が並んでいる。食べたことのないのもある。

前菜は季節のアスパラガス。メニューにはグリーンとあったが、ホワイトも入荷しているというので白アスパラガスにしてもらった。今年初めて食べる。

とらは、軽くあぶったタコのサラダ、柚子風味。

とらのメインは、海老と帆立貝のポワレ

フィレステーキ、焼きポロネギ添え。肉汁が閉じ込められており流石であった。

デザートは、
フルーツサラダとティラミス。




常連と思われるフランス人客が多く見られた。おいしければフランス人による懐石料理でも自分は行く、かも知れない。

早めに行ってシェフの腕が見れるカウンター席確保がお勧めだ。
35ユーロのコースでワイン一本を飲み、合計124ユーロ。
夜は7品とデザートで65ユーロだそうです。(いの)

TOYO
17 Rue Jules Chaplain, 75006
01-43-54-28-03