1334337928**[観光]アンボワーズ

ロワールには50余りのいわゆるシャトーがあるが、王家の城=ロイヤル・シャトーは
4つしかない。
そのなかでも王の居館となっていたのはブロワとアンボワーズのふたつだけだ。 
ブロワ城がヴァロワ=オルレアン家のルイ12世の城で、アンボワーズ城はその継承者ヴァロワ=アングレーム家の始祖フランソワ1世の城だといえる。
フランソワ1世はオペラ「リゴレット」(原作はユーゴ―)の浮気な公爵のモデルと
言われた享楽的な王様だが、一方でフランス・ルネサンス芸術の庇護者であり、
レオナルド・ダ・ヴィンチパトロンとしても知られている。
ダ・ヴィンチは1516年、王によりフランスに招かれ、1519年当地で亡くなり遺言に
よりアンボワーズ城に埋葬された。

ダ・ビンチの墓標   歴代王の居館
 







城へ上るらせん
通路。
階段でないのは一気に馬で駆け上るためで
豪快な作りだ。
 



塔から見た
ロワール河。
浅いのであまり防御の役には
たたなかった
ようだ。

城を守る怪獣。悪霊を追い払う魔除である。
沖縄のシーサーを思い出す。

城のテラスからみた城下町。
中世の雰囲気が残っている。




王の寝室。
フランソワ1世は2メートル近い
背の高さだったというが、その
わりには小さいような気がする。 

接見や祝宴用の会議の間。
冷たい日だったので暖炉には
火が。日本は
木造建築だから
国宝級の建物に火は厳禁だが、
こちらは石造りだもんね。




大手門わきから見た城。
紫の藤が
もう満開だった。(とら)








Chateau Amboise