日帰り小旅行―ランス大聖堂

たっぷりヴェルダンで時間を費やしたので、古戦場を後にしたのは4時半近くだった。
そこから約120kmを監視カメラを意識しつつも瞬間時速160kmで飛ばし、1時間で
ランスに戻った。
ナビのおかげで真正面から大聖堂にアプローチでき、奇跡的に見つけた近くの空き
スペースに駐車したのが5時40分。
レンタカーを駅に返却してから列車への時間を考慮すると見学時間は30分だけ、というスピード参観となった。

昨2011年に建立800年を祝ったランス大聖堂。

         

入口のマリア像



扉口の破風





















身廊は広く、明るい。
広いのは歴代王の戴冠式で列席者を多く収容できるよう設計したため。

また明るいのはシャルトルやパリ・ノートルダムの古く煤けて採光の乏しいステンド
ガラスと違い、第一次大戦でかなり破壊されたのち修復に使用されたステンドガラスが透明になったためという。

一番奥の有名なバラ窓

ここで計25人の王たちが聖別・戴冠を行った。
 


シャルル7世の戴冠式ジャンヌ・ダルクの進言で行われた。




シャガールが1974年に作ったステンドグラス3枚のうちの左と中央の2枚。
 
正味20分強の駆け足見学であったが、ノートルダムシャルトル大聖堂より宗教臭さが少なく、それでいて荘厳という印象が強かった。

パリへ戻る列車の時間が迫る。タイムイズアップ。皆をせき立てつつも、強く後ろ髪を
引かれる思いで駐車してある街角へと急いだ。
その思いとは;
藤田嗣治は、この聖堂でキリスト教改宗の洗礼を受けた。礼拝堂に彼の壁画がある というが時間がなく見学割愛。
・1962年仏独和解をド・ゴールとアデナウアーがここで行い、記念のプレートが扉口にあるというのを知らずに踏みつけ気付かなかった。
・ここ以外にランスにはユネスコ世界遺産があと二つあるのに見ていない。
・ランスはシャンパーニュ地方の中心でありシャンパ醸造元見学・試飲・購入も
したい。
ということで積み残し山積。
また来るぞ!(いの)

Cathedrale Notre-Dame de Reims