セーヌ河を歩く その一

東京での朝の散歩コースは隅田川河畔だった。
相生橋から永代橋、時には遠く両国橋まで足を伸ばした。
季節も良くなってきたので久しぶりに河畔を歩こうかと、天気の良い一日セーヌ河を
上流から下流へ辿ってみようと計画した。とらを連れて一気には無理なのでまずは
サンルイ島の端からオルセー美術館の手前までの左岸、直線で約2km、なんだかんだ歩き回っても約4km程度と踏んで出かけた。

まず地下鉄でマレ地区の右岸シュリー・モルラン駅 Sully Monland へ。
ここからサンルイ島を南北に横断するシュリー橋を渡り左岸へ出る。
このシュリー橋を起点とすると向こうに二番目のトゥルネル橋が見える。

サンルイ島を右手に見ながらトゥルネル橋に近づくと早くもシテ島
ノートルダム大聖堂が望見できる。
橋のたもとにはパリの守護聖人、聖女ジュヌヴィエーヴの巨大な像が
セーヌ上流を見守っている。





この橋の向いは鴨料理で有名なレストラン、トゥールダルジヤンだ。

シテ島最初の橋、アルシュヴェッシェ橋へ向かう。


この橋はノートルダム大聖堂の後ろ姿を収める絶好の
写真スポットだ。

シテ島2番目の橋、ドォーブル橋を渡ると大聖堂正面へ出る。
今日5月最後の日曜日はちょうどペンテコステ聖霊降臨祭=復活祭後の
第7日曜日)にあたり、そのミサの最中だった。





大聖堂の右手の小さなルイ・レピーヌ広場は花市場として
有名だが、日曜だけは小鳥市となる。


この後裁判所前のカフェで一服。後半へ続きます。(いの)