カルカソンヌ 城内
城内ははっきり言って何もない。
あるのはレストラン多数、ホテルと土産物屋がそれぞれ10軒くらいか。
公衆トイレは2か所だけ。
他にあるのはバジリク教会サン・ナゼールだ。
前身のチャペルは13世紀後半。時を重ねロマネスク建築とゴシック建築の合体した
建物となっている。
教会正面の広場。
バラ窓のある背面。
多くの突起はシメール(怪獣や奇怪な動物の総称)かと望遠でのぞくと
なんか修道女のような半獣が叫んでいるように見える。
北面のバラ窓 南面のバラ窓 祭壇正面のステンドグラス
この聖母子画は面白い。ラファイエロなどイタリア系画家の描く慈母マリアとは
似ても似つかない、
なぜかサラエボあたりの難民を想起させる。
9時半ころ灯がともりだす。
この時刻になるとやっと城外からの観光客も去り静けさを取り戻す。
ところで、この南西部地方の名物料理はカスレ。肉と白インゲンマメを土鍋カソール cassole に入れ煮込んだシチュー。
トゥールーズでは鴨肉、カルカソンヌは豚肉、と具材で特色を出しているらしい。
どのレストランにもある定番メニューだ。
はっきり言って脂っこ過ぎて我々の口には合わなかった。よってカルカソンヌ編では
特筆できる食事の話は残念ながらない。(いの)
Cite de Carcassonne