南西フランスのドライブ

ボルドーからトゥールーズカルカソンヌを経てアビニヨンまで南西地方約1,000kmのドライブをした。
ボルドーから南下した時は延々と松の林というより森が続き、丘陵地帯やピレネー
山脈のふもとを走り、最終日、カルカソンヌからアビニヨンへ一気に240km走った時は荒涼とした岩だらけの地帯を走り抜けたりとバラエティに富んでいた。フランスは広く、平坦で肥沃な国土を持つとつくづくうらやましく思った。アビニヨンへ向かう高速道は
途中で北のリヨン方面と南のバルセロナ方面へ別れる。距離はバルセロナの方が
近い!思わず南へハンドルを切りたくなった。
案の上アビニヨン駅でのレンタカー
返却は駐車場発見に手間取ったが、それを見越し時間を取っていたので帰りのTGVには余裕だった。 

今回のBМWにはクルージング機能がついていた。
ロングドライブ、特に坂道の高速走行時に威力を発揮。
燃費もいい。ジーゼルガソリン代の合計は93ユーロだった
から100kmで9.3ユーロという計算だ。
フランスの田舎道は豊かな自然の中だ。売店、土産物屋、カフェや食堂、ガソリンスタンドも立て看板やセールの旗も何もない。
昼時50kmほど無人の森を走ってやっと出会ったドライブインがここ↓ 
正確には街道の旅籠というかオーベルジュだ。


営業中の
立て看板








客は外に停まっていた大型トラック2台の運転手とおぼしき2人だけ。
ここの定食が良かったので紹介します。
まず取り放題のスープ
次はセルフサービスで
好きな冷菜を好きなだけ取り

温菜は選べる、ハムステーキにした。

デザートも選べる、チョコレートケーキ。

これで定食一人前13ユーロぽっきり!
炭酸水とコーヒーをもらい支払は31ユーロ。安いでしょ!

一般道を走る時注意することは燃料の残量。街道にガソリンスタンドはまずない。補給したいなら一旦ルートをはずれ村だか町へ入るしかない。補給はセルフ。普通は事務所があり、補給を終えるとそこへ行きスタンド番号を告げ支払う。
今回の初体験は無人のセルフスタンド。ガソリンのノズルを取り上げ車の給油口へ
入れても給油しない。ウンともスンとも言わない。誰もいない。しばらく茫然としていると
給油の車が入って来た。そのおっさんにやり方を聞く。まずクレジットカードを入れ、
暗証番号を入れ、金額が分からないのに支払ОKにする。すると給油が開始する。
なるほどね〜、と感心した。日本のスタンドでは頼まないのに窓を拭いてくれるヒトまでいる。日本はまだまだヒトが余っていることだろうか。(いの)

追記; 無人スタンドの話を大阪からちょうど来た友人にしたら、そんなの関西には
いくらでもある、と嗤われた。そうか、関西もヒトが減ってきているのか、それとも
東京だけが人余りなのか、はたまた自分が知らなかっただけなのか、よく分からない。