夏至の音楽祭

6月21日は夏至
一年で一番短い夜を音楽三昧で過ごそうと1982年からフランスで始まった音楽祭(Fete de la Musique)は30年目を迎えヨーロッパ諸国にも拡大している。本家パリでは街中にあらゆるジャンルの音楽があふれていた。

この日はヨーロッパ出張の基地をパリにしている東京からの友人と早めの夕食。

パリのレストランの夕食時間は8時からが多いが、ここパキートは7時から小皿料理
バスク風タパスを出す。

3人なのでつまみ的な盛り合わせをとりワインを2本飲んだ。

レストランを出ると左には
BNPパリバ銀行の立派な建物。
 
時間は9時半を
まわったところ。まだ午後3時頃
みたいに明るい。

ほろ酔い気分でグランブルバールに出る。
いつもに増して人が多い。やってるやってる。
トラックをステージにしていたり、通りのカフェでも生演奏をさかんにやっている。
 

オペラ座へ向かう。
色とりどりのネオンがパリらしい。

ちょうど10時、日没時間だが、
まだまだ明るい。


オペラ座の前にはたくさんの人が集まっている。

演奏はクラッシックをアレンジしたもの。なかなか迫力がある。

 
夏の残照時間は長く10時半を過ぎてやっと夕暮れだ。
暮れなずむヴァンドーム広場を見て、バス乗り場に向かう。



バスは自宅最寄のダーンフェルロシュロー広場まで直通だが、ラスパイユ通りを真直ぐ行くはずが急にヴァヴァン交差点を右折、モンパルナス方向へ。え〜っと思っている内にモンパルナスを通過し、アレジアの方へ直接向かっているようだ。
いのが見覚えのある街角でここで降りようとストップボタンを押すと停まってくれた。
何のアナウンスもないが、どうやらダーンフェル広場で音楽をやっており通行止めに
なっているので迂回したらしい。

交通規制のかかっているダーンフェルロシュロー広場に出ると、大きな舞台が作られており、ライブの真っ最中。広場は人で一杯である。


ここは大音響のロック、聴衆も若者が多い。



家から一番近い、しょぼいカフェでも生演奏が行われていた。

 
時間は11時15分、さすがに真っ暗である。




まだまだ騒ぎは続いているが、アパートへ戻る。
エレベーターに乗るが、ボタンを押しても動かない。
仕方ないから5階(日本でいう6階)まで歩いて上った。(とら)