イギリスへ

ロンドンオリンピック、この機会にイギリスを再訪したいと思い立ったのが、5月。
観戦するならやはり女子サッカーとねらいを定めて、チケット手配を始めた。公式サイトに登録したが、どのチケットも売り切れとこのと。ロンドン在住のイギリス人の知人にも聞いたが、5月18日の時点で、サッカー、柔道などは完売だという。オリンピックの
チケットは各国に配布されており、日本人は日本のオリンピック委員会に連絡したら
いいのではとの知人のアドバイスで調べてみたところ、日本のオリンピック委員会は
個人にはチケットを売らず、全て旅行代理店に渡しているということであった。非常に
わりきれない思いをした。
その知人からメールが来たのが6月11日、奇跡的にサッカーのチケットが現れたとのことである。さっそく依頼、イギリス旅行の計画を立て始めた。カーディフでの試合の
チケットが取れたので、ロンドンは行きと帰りに1泊づつ、酒好きの知人にワインを
持っていきたいので飛行機はやめてユーロスター、ロンドン市内は大混雑ということ
なのでレンタカーはカーディフでしてウェールズかコッツウォルドあたりの田舎を周ろうと考えた。以前いったことがあるバースのマナーハウスを再訪したいと調べてみると倒産していた。ロンドンに長く駐在していた従兄弟にいい所がないか聞くと、ゴルフ以外ではイギリスはたいした所はないときっぱり。そこで田舎で過ごすプランを変更、ロンドンでアパートメントホテルに3泊してゆっくりすることにした。

私はユーロスターに乗るのは初めてだ。通関手続きがあるのでパリ北駅には発車1時間前に行った。通関は、まずフランスの出国窓口では無言でパスポートにスタンプを押され、数メートル先に、今度は英国の入国審査窓口がある。昔、車でドイツからチェコに入る国境検問所を思い出すといのが言う。その時は国境緩衝地帯が100m位あったが、ここではほんの数メートル。英国側の係官はクイ―ンズ・イングリッシュで何しに
英国へ行くのか、と聞く。オリンピックと答えると愛想のいい笑みを浮かべスタンプを
押してくれた。







ドーバー海峡トンネルの入り口には五輪マークが

ロンドン、セント・パンクラス駅に到着。いのがユーロスターに乗った時はこの駅
ではなく、ウォータールー駅に着いたという事だ。新しくキングスクロスに隣接したところに駅を作ったらしい。

我々が乗って来たユーロスター
パリと違ってタクシー乗り場はちゃんと係員がいて誘導してくれる。ロンドンのタクシーは久しぶりだ。イギリスでの優れものの第一はタクシーだろう。
しかし、道は曲がっていて狭苦しく、街は建物が不ぞろいで
くすんでおり汚い。パリから来ると田舎だなあと感じた。

今夜のホテルはレスタースクエアの真ん中。オリンピックの旗が至る所に飾られておりお祭り気分が盛り上がる。

レスタースクエアは、劇場、映画館が立ち並び、飲食店が集中し、とくに中華街があるのでも有名だ。観光客でにぎわっている。
このホテルは新しく清潔で気に入った。場所柄セキュリティも万全で、宿泊者の磁気
カードがないと、玄関の扉もエレベターも廊下の防火扉も開けられない仕組みだった。
またうるさかったらお代は返します、との触れ込みで、防音がしっかりしておりロンドン中心にも拘わらずゆっくり眠れた。(とら)

Premier Inn
1 Leicester Place
London WC2H 7BP
電話 0871-527-9334