カーディフの町
ウェールズの首都カーディフ、ウェールズ最大の都市、というとなんか立派だが、
初めて来て言うのはなんだが、オリンピックでもなければ絶対来る機会はなかった
ような地方の町だ。
我々が居た述べ4日間は、夏だというのに晴れ間は短く、曇天から小雨ばかりで、
半袖では寒い陽気が続いていた。冬だったら頼まれても行きたくない、と思う。
町はオリンピックやユニオンジャックの旗で飾り立てていたが、人通りが少ないので
閑散とした印象だ。
この町の最大の観光資源はカーディフ城だ。
起源は一世紀に進駐して来たローマ人の砦に遡る。
写真右下の城壁のマークの部分がローマ時代のものだそうだ。
現在城内に混在するのは中世の砦跡と19世紀の領主の館だ。
12世紀ノルマン人によってこの砦は造られた。砦の城壁だけが残り中は空洞だ。
上に登ると町が一望できる。
ネオゴシックの館は19世紀石炭の輸出で巨富を得たビュート候が建てた。
カーディフ港は当時石炭の積み出し港として繁栄したが、石油時代には没落。
今はウォーターフロント、マーメイド波止場として観光客を呼び込もうとしているらしい。
この港町で食いものをあさるのはカラスではなくカモメだった。
あと見るべきものはサッカーの試合会場、
ミレニアム・スタジアムくらいでしょうか。(いの)