プラタナスの秋 アカシアの春?

暑さ寒さも彼岸までというが、ここパリではお彼岸までまだあるというのに
すっかり秋だ。
我が家の前の並木道、プラタナスの落葉・脱皮はすさまじい勢いだ。

脱皮は若い樹ほど新陳代謝が激しい。

古木は皮が固くなるせいか枝木の一部だけ。

清掃の人はやってられないと思う。
毎日いくら掃いてもキリがない。
 
樹皮がうず高く積まれている。

去年の暮パリに着いた時プラタナスは枯れ木で実だけが残っていた。
よく見るとこの去年の実がまだ黒くしなびて残っており、その隣に新しい今年の
緑の実が生り始めている。このゆるやかな新旧の交代といい、脱皮といいなんか
不思議な木だ。

プラタナスマロニエ、アカシアの3つの代表的な並木の中で、一番好きな
アカシアに異変が! 花が咲いている。
春、なかなか咲かなかったので、秋咲もあるのか……

と近寄ってみると、様子が違う。


その正体は実の入っている鞘。


夏には涼しい木陰を作ってくれていた並木だが、今はまばらになってきた。
寂しい。(とら)