アルベルティーナ美術館

ホテル・ザッハやツーリスト・インフォメーションが面するアルベルティーナ広場は
ウィーン旧市街観光のヘソにあたる場所だ。
カフェ・モーツアルトでの昼食の後とらと別れ、チェックインまでの約1時間を
アルベルティーナ美術館で過ごすことにした。

広場にある新旧モニュメントの対照が面白い。
 
← 広場中央 岩から削り出されたユニークなバック

← 広場端の噴水 クラシックなポセイドン




広場からエスカレータで2階に上がると
オーストリア帝国事実上の最後の皇帝フランツ・ヨーゼフ一世の立派な騎馬像があり、その前が美術館入口だ。

この美術館は旧ハプスブルク家邸宅だというが、華美な装飾は一切なく地味で
フランスの豪華な城を見慣れた眼からはむしろ質素ともいえる建物だ。
絵画収集家ヘルベルト・バトリナー
から寄贈された大量の絵画からの
企画展「モネからピカソ」が開催中。


1950年代バトリーナが収集家として初めて買い入れたのがこれ。
白馬ガゼル  ロートレック  1881年

ヴェトイユの風景  モネ  1881年

バラに囲まれた家  モネ  1925年

バロット・チューリップ  マチス  1905年

ある風景の習作  カンディンスキー  1910年

バトリナーはピカソだけで40点以上集めたというから凄い金持ちだったのだろう。
緑色の帽子をかぶった夫人  ピカソ  1947年

シルヴェット  ピカソ  1954年

おまけのミロ
これらの絵は全て2007年当美術館に寄贈されたものだ。
パリの美術館と違って人が少なく、ゆっくりと楽しめた。
チケットを買う時、シニアとの自己申告だけで割引してくれたのは後にも先にも当館だけだった。(いの)

シニア 9ユーロ (一般11ユーロ)
Albertina
Albertinaplatz 1, 1010 Wien
www.albertina.at