アルザスワイン街道

フランス・ドイツ国境のライン川に並行して連なるヴォージュ山脈。その東斜面に広がるアルザスのブドウ畑の間を縫って北はマルレンアイムから南はタンまで、およそ 170 km に渡ってアルザス・ワイン街道(Route des Vins d'Alsace) が続く。
街道沿いには100余りの小さな村が点々とし、ワイナリーもたくさんある。コルマールから北へ7キロほどいったカッツェンタール(ねこの谷)にあるワイナリー訪問が今回の旅行のもうひとつの目的だった。
今年の3月パリのワインフェアで知り合い、2ダースワインを送ってもらって飲んだが、
大変気に入りまたぜひ買いたいと思ったワインの醸造元である。

ブドウ畑の間を村へ

醸造元は村の中ほどにあった。最初老主人が出てきたが、英語でお願いしますと
案内を乞うと息子を呼んできた。さっそく試飲。

ここは家族経営。老主人の妻は英語が上手、前回は彼女と交渉したが今日は留守。
ボトリングから箱詰めまで全て自分たちでやっている。
 

いのが老主人にドイツ語で話しかけてみたら、大喜び。
工場の奥に案内しブドウからワインになりかけのジュースを試飲させてくれる。

以前に注文した白のリースリングを6本、この村のブドウで造ったという希少な
リースリングを6本、赤のピノノワールを2種各6本注文する。
満足してワイナリーから今夜の宿のあるリボヴィレへ。

部屋からテラスへ出ると

眼下一面に広がるブドウ畑の眺望にため息が出そう。

レストランからの眺めもよい。

雨が降り出しそうな天候だったが、歩いて周りのブドウ畑に

遅摘みのブドウが残って収穫を待っていた。
ちょっと失礼してつまんでみると、皮が厚く種も大きいがほの甘かった。(とら)

Le Clos Saint Vincent
Osterbergweg, F68150 Ribeauville
03-89 73 67 65
www.leclossaintvincent.com