コルマールの街

アルザス地方2日目、小雨混じりの天気なので独仏国境ライン河へのドライブは断念となり、ゆっくりコルマール旧市街を探訪しようと決定。
まずコルマール駅へ向かった。駅前に駐車する。日曜日なのでタダ。
駅舎は小都市の昔の駅みたいで感じがいい。

プラットフォームも風情がある。

ここでも記憶を蘇えらせようとするS氏、しかし一向に思い出さないらしい。
ストラスブールとは違って改装されているとは思えない駅だが……

 
駅から歩いて街の中心に向かう。
まず目指したのがプティ・ヴェニス
呼ばれる運河沿いの道。


この前行った、ローヌ・アルプ地方のアヌシーもフランスのヴェニスだし、エクザン・
プロヴァンにも確かヴェニスがあった。
観光地としての冠名ヴェニスは、ハワイと並ぶくらい頻度が高いが、コート・ダジュールをフランスのハワイとは何故か呼ばない。

白壁に黒っぽい木柱をはめ込んだアルザス地方独特の木造建築「コロンバージュ」。
第二次世界大戦末期1944年クリスマス前激戦の末ストラースブルグ陥落、年明けの
1945年1月初頭コルマールは米軍により”解放”されたが、奇跡的に戦禍を免れた。


天井の屋根のうろこのような形状は
古いアルザス建築の特徴。

オーストリアや南ドイツなどの
チロル地方でよく見かける吊り看板


楽隊が町に繰り出している。

観光客用プティ・トラン


駅前の日曜日でも営業していた、一つ星レストランと
キッチンを共にするブラッスリーで昼食をとり、
一路ストラースブールへ向かう。


コルマールの町の境界にそびえる、ここで生まれた
フレデリク・バルトルディ作「自由の女神」像が
我々を見送ってくれた。(とら)