ぶらぶら歩き

今日は大家がタオルとシーツの交換のため午前中に踏み込んでくる予定だ。
とらはサッサと、どこかへ出かけた。
シーツの交換になど立ち合いたくないので我も当てもなくぶらぶら歩きに出かけた。
余談だが、毎日あちこち犬のように歩き回っている。
カネがかからなくて良い、との評判だ。

まずアパートの傍の小公園の紅葉の下を抜け、

リュクサンプール庭園へ。

泉水に鎮座するギリシャ神話をモチーフにした石像や

1953年デモで亡くなった学生を痛むモニュメントを見ながら

黄葉も楽しみながら

公園を抜けリュクサンプール美術館へ。

この美術館には常設展示はなく、
企画展のみ。
6ユーロと安いので入る。


今回の展示会は、18世紀後半に活躍したロココ美術のフランス人画家、
ジャン・オノレ・フラゴナール
貴族の邸宅に飾る肖像画や下の絵のようなドラマチックな題材で一世を風靡したが、フランス革命の勃発で貴族と共に没落していった。

題名は「Verrou 閂」。
左手で女を抱きながら右手で閂を閉めようとしているキワモノ。
色合いとスポットライト的な光の当たり方が劇的ではある。

「Fontane D'Amour 愛の泉」 愛をモチーフにした絵が多かったが他は割愛。

美術館の前の小道を北へ進むと突然サン・シュルピス教会へ出た。
パリは道が平行していないので、思ってもいない場所に出る驚きがままある。

そのままオデオンの方へ行くと帰りが遠くなるのでまたリュクサンプール宮殿の
裏側、上院議会の方へと戻り、

近くのカフェで一休みして読書。
今回の旅行用に電子ブックに小説を10冊入れてきている。

そろそろ昼時。パンテオンの近くに昼定食でおかずを選べる和食の店があったことを思い出し暫く探すが発見できず。後で知ったのだが既に閉店していた。

仕方がないのでそのまま丘を下り、サンジェルマン大通り沿いモベール広場の
ベトナム料理店へ。

サイゴンビール(5ユーロ)で喉を潤し

余談だがサイゴンは昨日飲んだタイやラオスビールより
甘みが少なくグッド

汁そば(米粉のフォー)は12ユーロ

今日の費えはカフェ3ユーロ(実費は2.5なれどチップ込)も入れて
合計26ユーロ+帰りのバス代のカルネ、でありました。(いの)