アルザス料理

我がダゲール街で、隣の酒屋とコラボしており、名前の立派な(メゾン・ペレ Maaison Peret)ブラッスリで昼食を摂りました。

お昼のお奨めはアルザスのシュークルート。アルザス地方は昔からドイツとフランスが取り合いをしてきた地域で、文化的にはドイツの色彩が濃く、ここへ行くとドイツ語の看板の方がフランス語より多い位。普仏戦争に勝利したプロイセン=ドイツに一旦は割譲されたが、第一次大戦後のウィーン会議の結果いまではフランス領となっている。

さて料理のシュークルートとはドイツ語のザウアークラウト=キャベツの酢漬けのこと。酢漬けというと大変酸っぱいという印象があり、事実東京のドイツ料理屋のザウアークラウトはかなり酸っぱい店が多い。酢の度合いを独断で図式化すると、日本>独>仏となる。
よってここの仏製酢キャベツはほのかに酸っぱい程度でモリモリ食べられる。大量のシュークルートの上にベーコン、塩豚、ソーセージ、ジャガイモ等が鎮座してかなりのボリューム。1皿だけ注文し二人で分けて完食。

シュークルト

ワインはマコンの白をグラスで取った。青みを帯びた黄金色でスッキリとした飲み口。昼なのについお代わりしてしまった。
ポタージュも二人で一皿をシェア。ビールとエスプレッソも飲んで、合計60ユーロでした。(いの)