グラン・ブルバールのバスク料理店

9区の銀行街、BNPパリバ銀行正面への小道の両側には小さな食堂が並んでいる。
ここはその一軒。ウインドウには「ベスト・バスク、郷土の味」とある。
中に入る。バーカウンターと小さなテーブル席がいくつかあるだけだ。12時過ぎに我々が座ったあと、しばらくするとすぐ満席になった。この辺の勤め人風が多い。飲み物を水道水にすれば10ユーロでおつりがくるのだからサラリーマンのランチにはぴったりだ。





バスク料理の代表「ピペラード」という、赤唐辛子+赤ピーマン+トマトを使った真っ赤な料理を目当てにここまで来た。
日替わり定食は前菜2皿、主菜2皿から選ぶ。二人だからそれぞれ違うものを選べばすべてカバーされるという寸法だ。

このパテは脂も塩も薄く、たとえパンがなくてもぱくぱく食べられる。
青唐辛子の酢漬けがピリ辛で素晴らしい!

イワシのオイル漬け。これも油と塩が薄く骨まで柔らかく絶妙!もっと欲しい。

トマトの甘味がきいているピベラートと塩味の生ハムのコンビネーションは
ライスによく合う。

仔牛の煮込み。なんかハヤシライスみたいだ。

ビールにワインと水、コーヒーを合わせて52.8ユーロ。
食事より液体のお代の方が多かったようだ。

 ← 黒板にはタパスのメニューが。
ただし夜だけ。安い!一皿4ユーロ!
夜は勤め帰りのサラリーマンの一杯飲み屋になるようだ。
タパスをつまみにバスクの酒を飲みに夕方開店一番に来よう。
(いの)

Pakito
11 rue Rougemont 75009 Paris
電話 01-47-70-78-93