ロダン美術館

ロダン美術館はメトロ・ヴァレンヌ駅から歩いて数分、反対側に広大なアンヴァリッド。周囲は大きな建物と長い塀ばかりの官庁街で、カフェなどはあまりない地区だ。


ロダンの膨大な作品群は、広い庭園、晩年のロダンが10年住んだビロン館
(常設展示館)、入口の建物(企画展)の3か所で堪能できる。
まず庭へ向かう。
ビロン館への内庭の右手に彼の代表作が鎮座している。
道路を隔てた向かいの丸屋根はナポレオンの霊廟。

考える人

後ろからの姿。
筋骨モリモリだ。













バルザック像。ラスパイユ大通りにもある。

やたらと体を捻っている立像が立ち並んでいる。

これ↓などはミケランジェロを念頭に作ったのではないか?

← ミケランジェロ
  「瀕死の奴隷」 ルーブル収蔵



カレーの(中世の)市民たち






地獄門  この上段に小さな「考える人」がいる。
「地獄門」は1890年の作、「考える人」は1903年。

自画像  ビロン館には胸像が多い。

オクターヴ・ミルボー像 同時代の作家で美術評論家

壁に架かる彼のコレクションの絵画の中にゴッホがあった。
 
この「手」は繊細で女性的。

ブールデルがごつごつした
男性を主体としたのは師匠を
意識したからだろうか?


今回の企画展のテーマは大理石。彼は400点からの大理石の作品がある。
ブロンズと違い、削り出していくところに妙味があり、石の中から命が現れる。

撮影禁止だったのを知らずに一枚撮ったところで係員が飛んできた。
貴重な映像となった。

時間の関係で常設展示館と企画展は駆け足になってしまったのが残念だった。
庭には軽食を摂るテラスもある。
季節のいい内にもう一度来てみたい。(いの)

9 ユーロ
Musee Rodin
77 rue de Varenne
電話 01-44-18-61-10