ショパンコンクール会場風景
地下鉄中央駅前広場。
(クリックすれば大きく見ることができます)
皆さん足早でわき目もふらず突進して行く。
東京駅の雑踏と較べてもそのスピードは早い。
ここから会場のワルシャワ・フィルハーモニック・ホールまで徒歩5分。
ショパンとおぼしき像と国旗が並ぶ。
ポーランド以外の国の国旗は日によって変わるがこの日は日本が中央。
扉を押し開け中に入り、当日券を求める人たちのを掻き分け、
ゲートの係員にチケットを見せて中二階へ進む。
メイン会場のある2階の広間。
昼はカジュアルが多い。
夜は少しだけドレスアップした人が増えるが正装はかえって浮く。
演者と曲目の紹介。カメラはここまで。
3次予選は各人約一時間の演奏。二人演じて休憩に入る。
我々の席は、初日は画面中央で人々が談笑している右手付近、
2日めは上階の画面左奥、三日目は下の左奥のドンづまりだった。
昼時の休憩は大混雑。画面右奥はサンドイッチやケーキを求める人だかり。
一番手前の行列は男子トイレに並ぶ男たち。
男女共にトイレの数が絶対的に少ない。とらは拍手鳴りやまぬ内に脱兎のごとく飛び出していく。団塊世代は競争に強いようだ。
いのは約5時間辛抱する。コツは朝から水分控えめにすること。
休憩の合間、ピアノの調律に余念がないヤマハの日本人。
こちらはカワイ。
今回は他にスタンウエイ、ファツィオリの4台から選ぶことができる。
ベーゼンドルファーは弾き手がいなかったのか。
審査員席は上階の最前列とその後ろの2段に8人づつ。
ちっと見にくいけど最前列左端がダン・タイ・ソン、
その隣にアルゲリッチと海老彰子。
手前は今回初参加の第8回優勝者
オールセン。
アルゲリッチは演奏者に興味をなくすとやたらにダンや海老に話しかける。
ダンはいい加減にあしらうが、エビは丁寧に対応していた。
どうでもいいが、休憩時でもダンの机はきれいだ。
几帳面に書類はすべてカバンに入れていく。
パリ在住のご婦人二人は次のスコアシートを置いたままだった。
もうひとつおまけ。コンクールの歴史の展示の写真の中から発見!
1960年の優勝者、ポリーニ! 若い!(とら)